無免許寄席Blog

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現代落語論

の次助でございます。こんにちは。
先日30歳になりまして,三十路に突入です。「みそのじ」と呼んでください。

さて,いま立川談志さんの「現代落語論」を読んでいます。
今では入手困難なこの本。着服,隠蔽工作,談合などありとあらゆる手を使い,
やっと手に入れました。

 

若き談志師匠の落語論!読みごたえは十分です。
落語の見方がまた変わるかもしれませんなあ。
読み終わったらまた感想を書きたいと思います。

のじ
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第2回無免許寄席 主任インタビュー(4)

こんばんは。井澤企画の井澤です。 
連続インタビューは今回で最終回です。いよいよ無免許寄席の第2回の内容について聞いてみました。

<の次助インタビュー 続き>

井澤:では第
2回の寄席について改めてお聞きしたいのですが。
の次助:ああ,聞いてしまいますか。
井:ええ。お願いします。
 
の:今回はですね。すごいゲストが来ますよ。
井:誰ですか?
の:東洋一のサウンドマシーン「クレイジーケンバンド」です!
井:えーっ!!
の:来たらいいなあと。
井:なんだ。

の:いろいろ出て欲しいジャンルの人がいるんですが,いかんせん人ヅテがなくて困っておるんですよ。
井:の次助さんの人徳のなさが出てきたわけですね。
の:そうです!困っているのです。
井:どんなジャンルの人に出てもらいたいんですか?
の:たとえばですね。恐山のイタコに来てもらいたいです。
井:ほう!いいですね。
の:紙きりのようにお客さんからお題をもらって,霊を呼び寄せるんです。
井:面白いですね。
の:いいでしょう!でもイタコの友達がいないんですよ。
井:あー。あんまりイタコの友達いる人って聞かないですね。
の:ね,そうでしょう。イタコっぽい人でもいいんですけどね。
井:ほかには?
の:手品とか,ジャグリングとか,いろいろ考えてはいるんですが。。。
井:人徳がないと。
の:そうです。
井:昔の特技を埋もれさせている人は多そうですがね。
の:そうでしょう!普通に働いている人でもそういうことやりたいと内心思っている人がたくさんいるはずなんですよ。
井:いそうですよね。
の:酔っ払うとあらびきパフォーマーみたいなわけわかんないこと言っているくせに,しらふの時は「音楽とかやっている人ってうらやましい」とか言うんですよ。酔っ払ったまま高座にあがって欲しいってんですよ!
井:酔っ払いを高座に上げるのも斬新ですね。
の:ルール無用ですよ。
井:ということは,まだ演者がそろっていない段階だと。
の:そう!足で探していくのです。あとおいらも落語覚えなくっちゃ!
井:そうですか。最後に一言お願いします。
の:次回もお忙しいところご足労下さったかたがたに,損はさせない寄席を作って行きたいです。どうかひとつ,第2回無免許寄席をよろしくお願いします。
井:今日はありがとうございました。
の:いえいえ。失礼いたしました。

奇しくも本日はの次助さんのお誕生日でした。なにも差し上げませんが,おめでとうございます。
井澤企画は無免許寄席を応援しています。

井澤企画 http://izawakikaku.jugem.jp/
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第2回無免許寄席 主任インタビュー(3)

さあ!なんのためのインタビューか不可解なこのインタビューも第3回です。
今日は初めて落語を聞いた時の話を伺いました。

<の次助インタビュー 続き>

井澤:初めて落語を聞いたのは中学生のときだとうかがっております。

の次助:そうです。当時は落語ブームなんてありませんでしたから,落語聴く中学生なんて奇人でしたね。
井:友達いなそうですね。
の:いなかったですねぇ。今でもそんなにいませんですが。
井:落研など中学にはないでしょう。
の:そうです。当時はサッカー部だったです。Jリーグが発足した年でしたから,便乗しましてね。
井:意外ですね。
の:12人しかいないチームだったんですが,そこでベンチでした。
井:サッカーもだめだったんですか。
の:そうです。ラモスにあこがれていたんですが,猫背しか真似できなかったです。
井:それはそれは。
の:試合のときには顧問の先生とベンチでのんびり見てました。その先生はサッカーのルール知らなかったですからね。
井:ひどいですね。
の:「キックオフ」を「プレイボール」っつってましたからね。あと,「キーパー」を「キャッチャー」て言ってました。
井:野球好きなんですね。
の:そうみたいですね。私もサッカーより野球派でしたが。

井:で,落語との出会いはなんですか。

の:図書館に志ん生のCDがあって,それを聴いたときに衝撃を受けまして,それからです。
井:寄席にも行ってたんですか。
の:当時は西新宿に住んでましたから,新宿末広亭が近くてですね。たまに行きました。
井:へー。
の:寄席はお金があるときしか行けなかったですが,空いててよかったですよ。客が1ダースぐらいしかいなくて,だいたいリハビリに来ているみたいなお客さんばっかりでした。
井:演者はどんな人が出てたんですか。
の:柳昇さんが一番好きでしたが,寄席は無駄に盛りだくさんな感じがいいですね。講談の神田北陽さんとか東京ボーイズとか,ローカル岡さんとか,寄席で知った人もたくさんいました。志ん朝さんなどの大御所も見ましたですね。
井:寄席の影響はかなりあるようですね。
の:そうですねえ。自分でやってしまうくらいですからね。

つづく

次回は第2回無免許寄席の核心に迫ります!
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第2回無免許寄席 主任インタビュー(2)

井澤企画の井澤です。ロングインタビューの第2回は,の次助さんの学生時代について
伺います。

<の次助インタビュー 続き>

井澤:昔は楽器をやられていたそうですね。

の次助:そうです。オーケストラでホルンを5年ほどやってましたが,譜面が読めないのでやめました。
井:5年もやってて譜面が読めないってすごいですね。
の:すごいでしょう。よくやってたと自分でも思います。
井:で,なんで落語に転身されたんですか。
の:譜面ないから。
井:あ,そうか。
の:うん。

井:オーケストラと寄席の違いというのは感じますか。

の:オーケストラはクラシックの曲をやりますが,寄席は落語をやります。
井:それはそうですが。
の:あ,オーケストラは周りにほかの楽器の演奏者がいたので安心して舞台にあがれましたけど,落語は一人ですから,出囃子がなって高座に上がるときは新鮮な緊張でしたよ。「楽しい死刑台」という感じです。
井:へぇ。いやしかし,クラシックと古典落語は「古いもの」という共通点ですね。
の:でも古典落語って昔は「古典」じゃなかったわけですから,当時はじめて聞いた人はすごく新鮮だったと思うんですよ。
井:クラシックだってむかしはクラッシックじゃなかったわけですからね。
の:そうです。ベートーベンの「運命」も,むかしはノリノリで聴くようなものだったかもわからんですよ。
井:なるほど。
の:だからなんだっていう話でもないんですが。
井:あ,そこからふくらまないんですか。
の:そうです。

つづく

(次回はハゲの中学時代にさかのぼります)
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